学校の勉強、予習や復習、塾の宿題など、中学受験に向けてやることがたくさんあるのに、SNSやゲーム、漫画ばかりに一生懸命の子ども。
自分から中学受験がしたいと言ったにもかかわらず、このような様子を見て、親はイライラしてしまうことはありませんか?
実際に中学受験をし、子どもに試行錯誤した経験をもとに、親ができる対処法をお伝えしていきます。
勉強したくない理由が、子どもにはある

学校から帰ってくると、なんとなくダラダラしてなかなか自分の勉強に取りかかっていない様子を見ると、子どもに怒ってしまい、親子げんかに発展してしまうことは、中学受験あるあるではないでしょうか。
しかし少し冷静になってみると、なんでこんなに怒っているんだろう?という気持ちになり、中学受験するけど、まだまだ子どもなんだということがわかります。
学校で友達と遊ぶ約束ができない
中学受験となると、なかなか友達と遊ぶ時間がとれないことで親も悲しい気持ちになったりします。
それは子どももわかっていたことかもしれませんが、やはり友達が遊んでると自分も遊びたい気持ちになるのは小学生としては当然なことですよね。
友達同士で遊んだ時の話を聞いたりすると、自分は遊んでいないので話がわからなかったり、話に入れなかったりと、つらい気持ちになり友達を優先したいと思うようになるでしょう。
他の友達はゲームで遊んでいる
学校の話題と言えば、漫画やゲームのことになってきます。
漫画も読まないとわからないし、ゲームもやりたい、チャットで繋がりたい気持ちもあり、なかなか勉強だけに集中できません。
友達とゲーム内で待ち合わせをして、一緒にゲームで遊んでいる時間が増えてしまうことがあります。
学校を頑張っているから疲れる
子どもも学校の人間関係に疲れたりしています。
家が休息の場になっているので、ぼーっとしていることもありますね。
なにもしたくないと思う日もあるかもしれません。
思春期、反抗期で素直になれない
親から何か言われると「うるさい」「今からやるところだったけど、やる気なくした」など甘えの部分がたくさん見えてきます。
スマホを持っている場合、SNSで友達とのやりとりが頻繁になってきます。
やりとりが気になってしまうと、ずっとスマホを見ている時間が増えます。
勉強に集中できてなくて模試などの成績が下がったりすることも。
受験の目的を見失っている
受験すると言うのは簡単だけど、実際に受験勉強を始めてみると、思っていた以上に勉強がしんどい。
目の前の勉強に取り組めなくなってくると、勉強についていけなくなり、受験したくない気持ちになっています。
受験したくない気持ちが大きくなると、塾なども休みがちになります。
親ができる対処法
勉強していない子どもの様子を見ると、親はイライラします。
親は、子どもが少しでも前進できるように願っているからこそ、イライラしてしまいがち。
ではどのようにすれば子どもが勉強するようになるのでしょう?
友達と遊べる日程を提案
受験生は宿題や塾に忙しいので、自由に遊べる時間がほとんどありません。
しかしその中でも、遊べる日が1日、もしくは数時間でもあるならば、前もって予定を決めて遊ぶということも必要です。
友達がその予定の日が無理で遊べないかもしれませんが、その場合はいつもより長めの自由時間にしたり、時間を楽しく使うことで、リフレッシュすることもできますよ。
スマホやゲーム
ゲームやスマホばかりしていると、やることをやっていないので取り上げたくなる親の気持ち。
しかし反抗期、思春期ともなれば逆効果になりかねません。
勉強する時間は親が預かるなど、取り上げずに親が譲歩する態度で接するほうが良いでしょう。
取り上げられたという怒りと喪失でますますやる気が無くなる場合もあるので、今日やるべきことを済ませることができたら貸し出すというように、子どもとルールを決めて守りやすいように工夫していくことも大事ですね。
それでも約束を守れずゲームやスマホが1番になる場合は、やるべきことから逃げているので毅然とした親の態度でスマホを返してもらう、解約することも必要になります。
できることはやってあげる

「喉乾いたからジュース~」「好きなおやつ買ってきて」「○○とって~」「塾送ってほしい」など、少し甘えたい気持ちに寄り添ってあげるのは効果があります。
本来ならば「自分で出来るでしょ」と言いたいところですが、受け入れてもらえたという満足感や嬉しさで、やる気に繋がっていきます。
反抗期、思春期には特に効果的です。
嬉しいなと思うことで、気持ち良く勉強に向かえることに協力していくことが、親のできる早道ではなでしょうか。
頑張っていることを応援していきたいですね。